今日は由女賀の送迎から解放され、フリーに動いた1日でした。
朝のうちに社会福祉協議会中辺路事務所に行き、ボランティアセンターや高校生の通学のことについて話しました。
11時からは温川集会所で敬老会でした。
少し遅れて行ったのですが、区長から「挨拶を」と言われ、今回の災害の被害状況や今後の展望などについて話しました。
幸いなことに温川では台風による人的被害もなく、発電機のおかげで深刻な断水に陥ることもなく危機を回避できたので喜ばしいことだと思います。
午後は町内の災害箇所を見て回りました。
まだ行けていなかった国道371号の滝尻~石船間を見るためバイクで走りました。
元の道路の形状を知らない人には想像もつかないでしょうが右の山沿いに自動車が通れる幅の道路がありました。
そして、その左下に細い道がありましたが、今はかえって拡幅されています。
それにしてもこの路肩欠損は大規模です。
対岸にある住宅によく影響がなかったものだとつくづく感じます。
その先は路面陥没があり、そこで全面通行止めになっています。
ここが復旧に早くても1ヵ月はかかるという場所のようです。
帰りに滝尻の崩落現場を通りました。
現場がよく見える集落にもまわってみました。
住民の方から話を聞くとその瞬間はものすごい音がしたそうです。
夜は中辺路地区災害対策会議(僕が命名?)がありました。
被災状況や復旧状況について報告を受けました。
また地すべり地域について説明を受け、避難勧告のタイミングなどについて協議しました。
消防団としての関わりや避難勧告が出た時の協力体制について意思統一をおこないました。
会議の最後にも言わせてもらいましたが、こうした会議に災害対策本部の人間が出席していないことは疑問です。
現地対策本部会議の議論を直接的に情報収集することや議論に本部の意向を反映することはとても重要なことだと思います。
その観点からは今日のような会議に本部職員が出席していないことは大きな改善すべき課題だと思うのです。
また現在の被災状況からみると災害対策本部もしくは復旧復興支援本部は本宮町かもしくは中辺路町に設置した方が合理的だと思います。
とにかく現場対応がスムーズにいくこと、情報収集が容易で判断が迅速におこなえることが本部の最重要条件なのだと思います。
そのために本部はどこにあるのが最適かと考えればおのずと答えは出るのではないでしょうか。
10時前に会議を終えて帰宅する途中でシカと遭遇しました。
そんなに珍しいことはありませんがきれいに撮影できたのでおまけにアップしておきます。
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