消防本部の予算審査から今日の総務企画委員会は始まりました。
例年はあまり消防関連での質疑は時間がかからないのですが、昨年の災害のあとの予算でもあり、また今年から指令システムの変更による配置の見直しもありいくつかの問題で質疑が繰り返されました。
2番目は企画部でしたが、こちらは住民バスの業務委託の件について要望が出されました。
しかし、予算審査は要望が主たる目的ではありません。
予算編成や執行に問題点があればそれを指摘し是正を求めるか、もしくは予算の修正をおこなわなければなりません。
最悪の場合は予算の否決も選択肢になるでしょう。
僕はこれまでに数回の予算修正案の提出をしたことがありますが、なかなか労力がいるのが事実です。
予算案への賛否については、質疑で予算の問題点が明らかになり「賛成しようがない」という状況までいっても実際に反対する議員は日本共産党以外はまったくと言っていいほどありません。
質疑の中で「しっかりと問題点を指摘しておいたから」執行にあたって配慮されるという都合のいい解釈で賛成する議員がほとんどです。
議案に反対するということは、討論で反対の理由も明確に主張しなければなりませんし、多大な労力を要します。
でも、反対することが市民の利益を守ることになるときは迷わず反対するべきでしょう。
「なんでも反対の共産党」と言われますが、本当のところは9割以上の議案に賛成しています。
そんな中で「これだけは認めるわけにはいかない」という議案に対してしっかり反対しているのです。
すべての議案に「賛成するだけなら20人以上もいらない」という論理もうなづけます。
そう言われないためにも、しっかり審査して賛否の態度を決めようと思います。
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