午前10時半ごろ、営業の電話があった。
電話の主は「トリホ」と名乗ったが、
内容は「金(ゴールド)を買え」というもの。
「あいにくながら関心がない」と伝えるものの
「テロや自然災害など不安定な社会情勢の時には金の価値が増す。
その仕組みは、
センセイならおわかりですよね。」
などと一方的に話し続ける。
以下、やりとり。
「以前にもお電話差し上げたと言うけど、以前の社名は何ですか?」
「たいようゼネラルです。」
「何かで摘発された会社じゃないですか?」
「それは東京ゼネラルです。イメージが悪いので社名をトリホに変えました。」
社名を変えても正直言って印象はよくない。
「残念ながら、元手がない」と言うと
「またご謙遜を。300万円の元手で730万円の利益が確保できる。
今がチャンスです。
センセイなら300万円くらいなら準備できるでしょ。」
と相変わらず「センセイ」を連発するので、腹が立ってきて
「どんな名簿でお掛けか存じませんが、僕のことをどれほどご存知ですか?
僕の年齢や家族構成をご存知なのですか?」と問い詰めた。
すると電話の主は
「センセイは50代から60代までだと存じ上げております。」と答えた。
この答えでこちらの情報があまりないことがよくわかったので
丁重にお断りして電話を切った。
僕もかなり以前こうした電話による営業の仕事を1ヵ月間だけしたことがあるが
「嘘八百並べ立てても契約さえ取ればそれでいい」と上司に言われた。
結局、自分自身が壊れていくのを感じてすぐにやめてしまったが
机を並べている人の中には、同級生になったり後輩になったりしながら
巧みに契約を成立させている人もあった。
電話による営業をすべて悪だとは言わないけれど
悪質なものも多いのは事実。
今日の電話を聞いて思ったのは
「そんなおいしい話なら人に教えず自分で利益を独占すればいいのに」ということ。
話しぶりから議員名簿か何かでかけているようだが
同僚議員の中から文字通り「成金」議員が誕生するのだろうか?
被害者だけは発生してほしくないと思うのだが・・・。
夕方は後援会ニュースの作成に取り掛かる。
「あけましておめでとうございます」と言ってもおかしくない時期に
届くようにしなければ・・・。