毎年、4月の年度初めには消防団の新入団員研修がおこなわれます。
そして同時に幹部研修もおこなわれます。
新入団員は基本的な礼式やホースの取り扱いなどを学び、幹部(班長以上)は礼式を集中的に訓練します。
「集まれ」に始まり、「右へならえ」「直れ」「気をつけ」「休め」「敬礼」「頭、中」、「まわれ右」に「右向け右」と礼式をほぼひと通りやります。
こうした礼式は軍隊式で基本的には嫌いですが、団の規律を維持するためと割り切って訓練しています。
緊張感の維持が怪我の防止に役立つと思うからです。
今朝はこうした礼式訓練のほか、無線機を使った交信訓練もおこないました。
実際の現場で音声だけを使って現場の状況を伝えることは非常に難しいことですが、日々の練習しか方法はありません。
毎月の訓練でいかにこうした基礎的な力量を向上させることが出来るかが今年の僕の課題です。
訓練を終え、午後からは新宮市に行きました。
今日から新宮市議選が始まりました。
杉原ひろのりさんの当選を目指してこれから連日、新宮市へ通うことになります。
1時間以上かかる遠い道のりですが、御坊市議の楠本文郎さんも支援に入っているので僕が遠いなどと言うわけにはいきません。
寝袋持参で通うことにします。
今回の新宮市議選には2人の移住者候補が立候補しています。
ひとりは29歳の現職と、もうひとりは27歳の新人女性候補です。
今日は、たまたま事務所の前を通ったら個人演説会をすると書いてあったので話を聞いてみることにしました。
事務所に入ってみると小さなコタツを囲んで座るようにうながされます。
芳名帳(?)に名前と住所を書くように言われましたが、住所は勘弁してもらって名前だけ書きました。
まもなくすると候補者の女の子(娘でもおかしくない年齢ですので、あえて女の子と書きます)が前に座り、「街頭演説では一方的に話すことしかできないので、今日はみなさんの意見や疑問を聞かせてほしい」と言います。
しかも、「まずは自己紹介から」などという展開。
もう隠すわけにもいかないので素性を明らかにし、「同じ移住者として、若いあなたがどんな思いで政治を志しているのか聞きたい」と言いました。
若さゆえのやむを得ない未熟さもありますが、陣営の体制や選挙運動の取り組みから正直言って当選は困難ではないかと感じました。
彼女がどれほど新宮市に対する思いを持っているかはわかりませんでしたが、仮に今回が当選に至らなくともあきらめず4年後をめざしてほしいと思います。
僕も中辺路町に移住してきて1年後の町議選に立候補しましたが、選挙の時意識的に「かわさきは落選したらどこかへ行く」という噂を流されました。
合併選挙の時も「当選したら市内へ引っ越す」という根拠のない噂も流されました。
こうした噂があくまでも噂で、根も葉もないことだと実証するのはその後の自分自身の行動です。
一昨年の市議選の時も「不景気で商売がうまくいかないから就職活動として議員をめざしている」という批判が多く聞かれました。
この批判を否定するのも容認するのも選挙後の候補者の活動いかんです。
選挙は大事ですが、人間的な評価では選挙の後の方が大事なのだと思います。
そんなことを考えた今日の個人演説会でした。
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