一般質問用で一言一句の原稿を書かなくなってから数年が経過するでしょうか。
骨子を作り、流れの要点のみを書いた原稿を作るのですが、逆に言うと完成がありません。
流れをなぞるたびに「ここであの話を入れた方がいいかな」「この件については、こう聞いた方がよいか」など試行錯誤が果てしなく続きます。
それでも昨夜は、とりあえず発言で引用する手持ち資料の整理だけは仕上げて布団に入ったのが2時でした。
そして今日は質問本番。
今回のテーマはズバリ「生活保護」です。
問題意識は、誰にとっても身近な制度であり、もっと頼っていい制度であるにもかかわらず多くの誤解や偏見を持たれている現状を少しでも改善したいというもの。
また、貧困家庭で育った子どもがその貧困の連鎖から抜け出せていない現状をしっかりと認識し、何らかの手立てをとる必要性を共有したいという思いでした。
たった50分では、思いの部分をしっかりと語ることはできませんが、政府自らが不安定雇用と経済格差の拡大を進めておきながら、「この20年間で給与は15%も下がったのに生活保護費はほとんど下がっていないのが問題」などという本末転倒な政治を進めてきたことだけは伝えられたでしょうか。
途中で貧困家庭の子どもたちのリアルな現実を紹介したのですが、「長袖のウェアが買えず寒そう」「夏休みに楽しい思い出がなく日記に書けない」などと読んでいると思わず声がうわずってしまいました。
子どもたちには何の落ち度も罪もないのに、なぜそんな苦労を強いられるのか。
子どもたちの可能性の芽を摘むことは許されないし、そんな社会に明るい未来はないことは明らかです。
今後もこのテーマについては啓発を継続していきたいと思います。
夜は中辺路小学校・町民合同運動会の反省会でした。
その後はインディアカの練習。
とりあえず自分の質問が終わったので少し気が軽くなりました。
でも年末も近いので気を抜かず大みそかまで走りぬきたいと思います。
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