朝10時から2時間半、午後2時から2時間半の研修を受講しました。
テーマは「よりよい一般質問のために」で、講師は元武雄市長の樋渡啓祐氏。
今は樋渡社中のCEOだそうです。
市長としての経験もあるのでそれに基づく発言にはそれなりの説得力もありますが、なんせ現在取り組んでいる事業のCMが多くて少し閉口しました。
たとえば「ふるさとスマホの導入を求める一般質問の実際」や「塾との連携を学校教育に導入することを求めるための一般質問」など、具体例を挙げて実践した方がわかりやすいとはいえなんだかあまりにも露骨な販促活動や催眠商法のような感じがして素直に聞くことが出来ませんでした。
でも話術は軽快で巧妙で5時間聞いていても退屈はしませんでした。
現職当時の武雄市議会でも市長自らすぐに答弁に立つので議員から「部長に答えさせてくれ」と言われたと言っていました。
「それ逆でしょ?」とも言っていましたが、それはまさにその通りです。
基本的に政治家対政治家による政策についての討論をする場が一般質問ですから首長にこそ答弁を求めたいのです。
田辺市議会では、基本は各議員の質問に1回は市長が答弁するスタイルがとられています。
しかし、僕の質問では市長が答弁に立たないことも珍しくありません。
一問一答方式だから、答弁しにくい(答弁書を作成しにくい?)ということもあるのかも知れませんが、積極的な事業展開をしていない問題でどちらかというと行政が言い訳に終始するテーマでは市長が答弁に立つことはほとんどありませんでした。
昨年は一度、当局も想定していなかった時点で僕の主張の展開に堪えきれず反論のために答弁に立ったということはありました。
議長や当局にとっては突発的でありアクシデントだったかも知れませんが、僕はあれこそが政策対政策の真剣勝負だったと思います。
それはさておき、これで3人の講師の「一般質問」に関する講義を受けました。
それぞれに特徴はあるものの共通して主張されている点もあります。
これからそれらをまとめて来週の議員団会議で日本共産党の議員がおこなう一般質問の着眼点と留意点について報告をしたいと考えています。
そろそろ3月議会の季節でもあるのでそれに役立つようにここでも具体例を紹介できたらいいかななんて考えています。
実現するかどうかはわかりませんが、乞うご期待です。
今日は午後5時に新大阪駅を出発して、紀伊田辺駅に到着したのは午後7時15分です。
家までの時間だとおよそ3時間です。
先週の東京からは午後4時には空港に行き、6時過ぎには家に帰りついていたので約2時間強。
大阪から遠く、東京から近い和歌山をあらためて実感しました。
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