「子どもの貧困」について一般質問をしました。
貧困とはどのような状態を指すのかという定義の問題から入りましたが、相対貧困率という世間一般の数字の問題にしてしまわぬために田辺市の子どもたちの状況を中学校の校長先生方からお聞きした実際の状況も披露して対策の必要性を市長に問いました。
いつもはあまり市長に答弁を求めたりはしません。
僕の質問はどちらかというと行政の不備を問い質す質問が多いため、あまり市長が答弁に立つことはありません。
それでも事務レベルで不備が明らかになれば是正せざるを得ないと思うのであえて市長に答弁を求めることはしませんでした。
今日は、市内に「子どもの貧困」という現実があるということを踏まえたうえでどう対応するのか?
市長に政治家としての答弁を求めました。
でも、答弁は「国や県の動向を注視していきたい」というなんとも誠意のない答弁が返ってきました。
施政方針演説にも「子どもの貧困」という言葉もなく、「ひとりひとりが大切にされる」とか「未来へつながる」とかいうきれいな言葉は羅列されていますが、何よりも未来への確かな投資である子どもたちへの温かいまなざしが感じられないことを指摘しましたが、答弁は同じでした。
拍子抜けというか、正直いってがっかりという感じです。
今の子どもたちが置かれている非常に厳しい状況を伝えればもう少し心ある言葉が返ってくると少なからず期待していたので非常に残念です。
でも、部長の多くがメモを取りながら聞いてきてくれたのできっと何らかの前進が図られるであろうと信じて次のテーマに進みます。
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