「郵政民営化」の是非を問う選挙だったはずだけれど
国会開会直後に自公民がまずやったことは
憲法改正特別委員会の設置だった。
国会の多数を占め、さっそくとその狙いが明らかになってきた。
まさしく選挙で票を得るためだけのパフォーマンス。
国民は郵政民営化以外の政治課題を白紙委任したわけではない。
今こそ選挙のとき以上に国会の様子をテレビが伝えるべきだと思うけれど
肝心の国会審議の動向を伝える番組は皆無と言っていいほどである。
とりあげられたのは民主党の党首選びと覚醒剤使用の前議員ぐらいのもの。
本当に国民の利益を守るためのジャーナリズムがほしいと思う。
議員の仕事は「代弁者」であると同時に、それを報告する義務があると思う。
議会活動報告は重要な活動だと思うけれど、なかなか大変な仕事でもある。
今回の議会報告は、それぞれが自分のニュースを作るつもりで取り組もうと決めた。
いくら言い質問をしてもそれを住民に伝えることができなければ勿体ない。
議員にとって「話す」技術は重要な要素だけれど
一歩進めて「書く」「伝える」技術も身につけなければならない重要な技術だろう。
マスコミが本来の機能を有さない状況と
地方では議会や行政の動向を住民に伝える媒体そのものが少ないという状況の中
議員自らが伝えることの重要性は従来も増して大きい。