プロフィール
大阪出身、55歳。
’95に中辺路町に移住。 (’96年初立候補、落選) ’00に町議当選、 ’04再選。 ’05合併後の市議(定数3)に当選。 ’09(定数26)再選。 ’13(定数22)再選。 ’17(定数22)再選。 (現在20年目で6期目) 【日本共産党公認】 家族は妻(さよちゃん)と二人暮らし。 長男は看護師を経て久留米で治験コーディネーターとして働いています。 長女は看護師6年生で現在さよちゃんの実家の佐賀で祖母と同居してくれています。 次男は今春から白浜で看護師として社会人生活をスタート。いい人間関係に恵まれているようで何よりです。 和歌山のお天気
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朝立ち3日目は龍神村柳瀬でした。 昨夜のうちに雨が降ったようですが、朝立ちに行くときには止んでいました。 いつもながらの晴れ男です。 8時に行動を終えて、今日は虎ヶ峰経由で市役所に行きました。 平成28年度決算の総務企画委員会所管の審査が終わりました。 ここ2年間は産業建設委員会で決算認定に賛成してきましたが、今日は反対しました。 以下、反対討論です。 平成28年度田辺市一般会計歳入歳出決算の審査を終え、その認定に反対の立場から討論をおこないます。 行政自らがいうように、行政へのニーズは年々多様化、かつ高度化し、様々なことが期待されています。とはいうものの、限られた資源や条件の中でそのすべてに応えられるわけではありません。 しかし、そうした姿勢や視点を持っているかどうかが厳しく問われる時代であることは少なくとも認識しておく必要があります。 深刻化する人口減少とそれによる過疎化・高齢化、それに起因する集落の活力低下は住民の中にあきらめと危機感が同時に広がる状況を生み出しています。 人口が少なくなった地域では商店の閉鎖や移動販売の廃業により、徒歩圏内で生活物資を購入することができないというのが現実です。 住民の移動手段としての一定の役割を果たしてきた住民バスですが、そのバス停にさえも歩いて行けないほど高齢化が進みつつあり、山間部の集落を中心に利用者が減少していることは行政も認識している通りです。 一昨年に策定した『公共交通再編計画』において、その現状認識と新たな手段による対応の必要性を掲げていますが、28年度中にその具体的な取り組みは進んでいません。残酷な言い方かもしれませんが、事実、高齢化した住民に時間的余裕はありません。 1年でも早く、1日でも早く安心して移動できる手段の確保をしてほしいという願いは切実であり、このニーズにどう応えるのか、応えようとしているのかという姿勢が問われているのです。そうした姿勢を住民に見せられるかどうかが何よりも大切だということを指摘しておきます。 多様化するニーズへの対応の第一歩は、行政局はもとより、職員が地域に出て、住民と顔を合わせてナマの声を聞くことが何よりも必要です。パブリックコメントやアンケートなどの手法もありますが、そのいずれも大きな限界を抱えていることは、これまでの結果から明らかです。 住民が抱いている思いは、顔を突き合わせば簡単にあふれ出してきます。そして、その思いは着飾った言葉ではなく、生きた思いとして必ず職員の胸に届くはずです。その住民から受け取った思いが、行政を進めていく上での原動力となることは間違いありません。 人員削減の中で「とても外に出て行く余裕がない」というのが、実感かも知れませんが、そのことがかえって職員のエネルギーをフル活用できない一因になっているのではないかと見受けられます。住民のそばで、住民に寄り添って仕事をしている職員は元気がある。これは、どこへ行っても感じる共通したことです。 とにかく物理的に住民のところへ足を運び、その生活に触れる。 そこに行政課題の解決のヒントや答があることを今一度見直していただきたいと思います。 逆に言うならば、それが出来ていないことにより、行き違いや対応が進まないという状況を招いているということができます。 この現状を打破するために根本的な意識改革の必要性を指摘しておきます。
最後に、そうした住民との関係性を構築するためにもっとも必要なものは何と言っても信頼関係です。 「行政は不正を働かない」という絶対的信頼がなければ、住民との関係は築くことができません。 しかし、不幸にも田辺市はその信頼を失いました。 職員が公金を詐取していたという事件により、自分の税金はきちんと管理されているのかという不安を住民に抱かせたことは、何よりも信頼が大切な行政にとって重大な事態です。 1日も早く、原因を解明し、二度とそのようなことが起きないための手立てが必要なことは言うまでもありません。 しかし、平成27年に発覚したこの問題は、2年半が経過した今日においても未だ全容の報告がありません。 行政がおこなったという再発防止策が充分に機能していないことは、私の体験からも明らかです。 信頼を回復するためにも、とにかくすべてを市民の前に明らかにし、誰もが納得できる再発防止策について検討を進めること。 定期的にそのシステムの見直しをおこなうことが何よりも大切です。 1日も早く信頼回復に踏み出すためにも早期の全容解明を求めますが、事件発覚後1年となる平成28年度決算において、その報告がおこなわれておらず到底認定できるものではありません。 以上、反対理由を述べて討論とします。 午後はくすもと文郎候補と街頭宣伝、夕方は演説会です。 今日もフル回転で頑張ります。
by 51kawasaki
| 2017-10-13 12:22
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