まちづくり特別委員会の視察2日目は、出来立てというかまだ竣工しておらず工事中の群馬県の富岡市役所の視察。
世界遺産の富岡製糸場を直近に抱える市庁舎として、世界遺産を活用したまちづくりをコンセプトに建設された庁舎を視察に行きました。
が、・・・・。
そもそも今回の視察は、委員会で突然のように提案されたもので、委員会での議論が煮詰まった中で「実際に先進地を見に行こう」となったものではありません。
そんな中で視察先を選定すれば当然のことながら焦点が定まらず、本当に吸収したい経験を学べる先進地を選ぶことは困難です。
税金を使って行くのですから、効果の最大化を命題にしなければなりません。
見ておけば何かの足しになるという程度の視察なら行くべきではないと僕は思っています。
しかし、行った以上は最大限の吸収をしてきて、可能な限りその経験を還元しなければならないとも思っています。
視察させてもらって、その不備を指摘するのは先方に失礼になるかも知れませんが同じ轍を踏まないということが最大の教訓なのでいいところも悪いところも含めて教訓にしたいと思います。
それともう一点、庁舎の視察に行くなら建設したてのところへ行くのではなく、数年経過して当初の目論見通りだったのかどうかの検証をできるところへ行った方がよいと思います。
出来たてのところはアピールポイントは多いのですが、それが本当に意図した効果を上げたのかどうかを検証することができません。
数年経過すればその効果の検証が可能だからです。
そういえば、市町村合併の先進自治体として全国から視察が殺到していた兵庫県の篠山市ですが、合併して数年で視察に行く議会は激減したようです。
それは、決して市町村合併に先進事例はないという事実が明らかになったからでしょう。
庁舎建設もそうした視点で今後は視察先を選定するよう提案したいと思います。
上の写真は、傍聴席の後ろの廊下がガラス張りになっている議場。
ただし、開会中はブラインドを降ろして廊下からは見えなくするそうですが、僕は開けておいて少しでも多くの市民の目に触れるようにすればいいと思います。
実は、新庁舎の玄関フロアにガラス張りの議場を設置して、傍聴が目的で来た市民以外にも住民票などの交付待ちの時間に半強制的に傍聴してもらう(させる?)ような議場にしたらいいと真剣に考えています。
もちろん委員会室も同様に。
そうしたら居眠りもできないし、少しは緊張感が高まるのではないかと考えています。
(現在、居眠りをしている人がいるというわけではありませんので。念のため)
↓ランキング参加中です!よかったらクリックして下さい。m(__)m