今朝の本会議は、補正予算の採決から始まりました。
通常は、特段の異論もなく可決する補正予算ですが、今回は市長など特別職と議員の期末手当の増額が含まれていて、賛成するわけにはいきません。
補正予算の減額修正案を提出して、これだけ職員の不祥事が続いているときにトップである市長や監視役である議会の手当てを上げるなどあり得ないと主張しました。
当然のことながらそれに反対する討論はなし。
それなのに採決では日本共産党市議団だけの賛成で否決されてしまいました。
正当性や合理性も主張できないのにその議案を通すなんて理解不能です。
そんな理解不能がまかり通るのが田辺市議会の現状です。
採決の後は一般質問。
前田かよ議員は当選後4回目の一般質問。
今回は公共交通の充実、とりわけ市街地における移動手段の確保について質問をしましたが公共交通の奥の深さに苦戦していて、発言からもその葛藤が伝わってきました。
出来としては高得点とは言えませんが、目の前で困っている人たちをなんとかして救いたいという思いは充分に感じられました。
議員には、一般質問という特権が与えられており、その特権を住民のために最大限活用しなければなりません。
しかし、その機会を活用するためには不断の努力が不可欠です。
僕も何度も不本意な質問の経験がありますが、その悔しさが次の質問準備への原動力となります。
今日の質問を聞いていて「この子は大きく成長するな」と確信した次第です。
という僕も今日は質問でした。
1問目は鮎川地区の移動手段の確保。
2問目は生活保護費詐欺事件を受けて、市全体の公金取り扱い業務の見直しを求めました。
市長にも答弁を求めましたが、残念ながら総務部長が同じ答弁を繰り返すだけで誠意ある答弁は返ってきませんでした。
これだけの不祥事が発生したのだから抜本的な見直しと改革をしなければならないと主張したのですが、従来通りの規定があるという答弁から前進しません。
当局に危機感もなければ、当然のことながら生活保護担当部署以外にも危機感はありません。
こんなことでは、また職員の不祥事が再発することは回避できないと思うのは僕だけでしょうか。
こうした事案が連続して発生するのは、単に職員の気質の問題ではなく田辺市の体質によるものであり、この体質を改善しない限り根本的な問題の解決はないと僕は考えています。
なので引き続き、田辺市の体質の改善のための提案をおこなっていく決意です。
なにか情報などがあればどうぞお知らせください。
国会の方でも職員が自殺したり、国税庁長官が辞職したりと動きが出ているようです。
いくら議場で多数を占めていても、悪事がまかり通るはずがありません。
職員には良心があり、上司の不正を質したいと思う人は必ずいます。
この国の良心は死んでいなかったと必ず言える日が来ると信じています。
夜は新築移転した中辺路町内の中華料理店「菜菜」で中辺路スポーツクラブの打ち合わせ。
新年度からの活動方針について意見交換や情報交換をしました。
現在は7名の子どもたちと活動していますが、新年度はもっと仲間が増えたらいいなと思っています。
詳細が決まったらここでもお知らせしますのでぜひ見学にお越しください。
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