臨時議会2日目(最終日)が開会され、常任委員会や特別委員会のメンバーと正副委員長が決まりました。
議場でおこなわれる議長選挙は投票でおこなわれますが、委員会でおこなわれる委員長選挙はほとんどの場合「指名推薦」でおこなわれます。
それというのも、水面下で事前に調整(?)されていて、議長選挙で争った勢力がそれぞれにポストを配分するからです。
(基本的にここで日本共産党は配分から除外されます。)
そうした背景で今回も委員会で正副委員長が次々と決まっていきました。
誰がポストに就くかはその時までわからないし、言ったところで変わるわけでもないので静観し選挙を見守りました。
するとほとんどの委員会で案の定の人選がおこなわれました。
それは新人議員を副委員長ポストに就けることです。
定数の3分の1が新人議員になるという背景も理解できないではありません。
しかし、今回に限らず以前から田辺市議会では新人を副委員長にするということがおこなわれてきました。
副委員長というのは文字通り委員長を補佐するポストであり、それなりの力量が要求されるポストです。
ましてや委員会でも基本的には発言する機会が少なくなります。
新人の間は、委員会の運営を学ぶことよりも新人であることの特権を生かしいろんな質疑をするべきだと僕は考えています。
会派がポストにつけたがるのか本人が肩書きを欲しがるのかはわかりませんが、以上の理由から基本的に新人が副委員長になることに僕は反対です。
しかし、異議を唱えても多数決で決められていくのであえて「異議あり」とまでは言いません。
でも、今回の選挙結果からも見て取れるようにこれまでの市議会のあり方に大きな批判があり、変わることを求められていることを議会自身が謙虚に真摯に受け止めなければならないということをもっと考えてほしいと思います。
委員会でおこなわれる「指名推薦」は、指名人を推薦し、指名人が候補者を指名するという二重のステップでおこなわれます。
このシステムについて議事を進める臨時の委員長がほとんど理解していないことが多いのです。
正直言っていつもグダグダな進行で選挙がおこなわれます。
地方自治法や会議規則の原則から考えても、合併以来6回もやってきていることからも臨時委員長に「いい加減覚えてくださいよ」と言うと「こんなもん覚える必要あらへん」と強い言葉が返ってきました。
確かに覚えなくても議員は務まることかも知れません。
でも、傍聴や取材も許可している公的な委員会の場であまりに適当な進行は議会の品位を貶めるものであり見るに堪えません。
どう転んでも茶番ならせめて進行くらいスマートにしてほしいと思いながらの委員会でした。
異議はありますが、決まったことに対しては今さら何も言いません。
これから、議会の存在意義を回復する険しい道が始まることをあらためて肝に銘じて頑張ることにします。
閉会後は正副議長就任祝賀会が開催されました。
祝賀会ではありますが、何より大きな意義は職員のみなさんと酒を酌み交わせる場だということです。
今回は、一度ゆっくり話してみたいと思っていた方と語りました。
ということで少しだけいい日でした。
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