4月1日から始まった後期高齢者医療制度はとにかく不評です。
75歳になれば強制的に加入させられるのですが65歳以上の障害者は
加入を選択することが出来ます。
通常3割の窓口負担が後期高齢者医療制度では1割になるので普通は加入した方が
得になるはずですが、単純に必ずしもそうと限らないところがこの制度導入の魂胆が
垣間見えるところです。
他の制度とこの制度の相違点は保険料の徴収が原則として年金からの天引きであること。
保険料が2年ごとに見直され、おそらくその都度かなりの幅で引き上げられること。
その他、窓口負担や診療内容にも違いがありますが患者さんが
当面考慮の中心にされるのは窓口負担です。
そんな理由で75歳になっていないにもかかわらず後期高齢者医療制度への加入を
選択されたNさんの奥さんは「少ない年金から保険料が天引きされて生活できない」と
嘆いておられました。
僕たちもこんなとんでもない制度を廃止するために全力を挙げますが
不満に思ったことは行政局や本庁の担当課へしっかりと声を上げてほしいと思います。
「どうせ言ったって変わらない」とあきらめて声をあげなければ為政者は
「住民は納得している」と都合のいい解釈をしてしまいます。
とにかく不満なら不満と声を上げていくことが何より大切です。
本庁の総務課に「市職員の給与から後期高齢者医療制度へ拠出されている金額を
教えてほしい」と聞きに行きましたが、共済掛け金で一括徴収していてその中から
いくらが拠出されているかはわからないとのことでした。
県全体の予算では短期分としておよそ37億円が集められ、うち12億円が支援金として
支出される予定になっていました。しかしこの予算書を目にする職員はほとんど皆無です。
これらの内訳が個々人に通知されれば階層間の対立をあおることになるでしょう。
また予算書には政府管掌健保組合への支援金があることも書かれていました。
これも共済組合と政管健保との分断の材料となり得るものです。
こうして怒りの矛先が政府当局から連帯すべき相手へとすり替えられていくことに
国民は気をつけなければなりません。
夜は田辺市子どもクラブ育成協議会総会に出席しました。
合併後、二川小学校の子どもクラブは1クラブになっていましたが今年度から
芦尾子どもクラブ(大川・福定)が加盟して2クラブになりました。
そして川合、高原、温川が所属する川合子どもクラブの対象児童は22名にもなりました。
一時期は全校生徒で23名という時期もあったので生徒が増えて嬉しい限りです。
もっとUターンやIターンを促進できるよう若い人たちに魅力ある町にしたいと思います。