大型連休が明け、ようやく普段の生活に戻った川﨑家です。
僕はさよちゃんの出勤の車に乗せてもらって昨夜置いてきたマイカーを取ってきて、活動スタート。
『田辺民報』を配りながら、御用聞き&衆院選挙での日本共産党への支持の訴え。
通常の選挙後は「よかったな」と声をかけられることが多いのですが、今回は住民の多くから「よかった」と言われます。
いつもの選挙なら「当選して(あなたにとって)よかったね」というところですが、今回の選挙結果については「地元の議員がいなくならないで(自分にとって)よかった」という感覚なのだと思います。
それが微妙な語尾の違いになってあらわれているのでしょう。
それだけ周辺(町村)部の住民にとって危機感の大きな選挙だったということです。
日々の行政の中でも切り捨てられたり、放ったらかしにされているという思いがある上に近くの議員すらいなくなったら本当に自分たちの声が行政に届かなくなってしまう。
その危機感が投票行動にもまた地元議員のための得票(選挙)運動にも大きな原動力となったことは否定できません。
そしてこれらの傾向は全国の合併選挙で共通して起きている事態です。
選挙期間中に某新聞社の記者から電話があり「中辺路町は現職2名が引退し草刈り場となっている上に、引退した議員が他地域の候補を応援している。既成政党(共産党)を嫌う住民は無所属候補へと流れるので川﨑さんは四面楚歌ではないですか」と言われました。
また弱いと目される候補として元職や町村部の議員の名前を挙げていました。
たしかに記者仲間で話していて客観的(?)に分析しているとそんな話になってくるのでしょうが、ジャーナリズムのはしくれ(失礼)、記者なら少し現地へ足を運び、住民の思い・声に耳を傾ければもう少しリアルな状況分析ができたはずです。
確かに厳しい選挙ではありましたが、住民の思いは思想や信条の違いを超えて「地元から議員を送り出したい」という一点に集約されていました。
その状況をつかめていなかった現状が当地方のマスコミの限界と言えるかも知れませんが、今後の奮闘を期待したいと思います。