市議会の正副議長選挙は単記無記名投票でおこなわれるため誰が誰に投票したかはわかりません。
でも投票前の水面下のやり取りでどの会派が誰に投票し、誰が誰に投票するのか推測は可能です。
僕の情報によれば今回の投票の内訳は宮田政敏15票(誠和会・くまのクラブ・公明党・本人・市長選挙で宮田議員が応援に行った大倉市長候補の後継議員)、真砂みよ子3票(日本共産党)、無効8票(その他)です。
日本共産党市議団は、これまでの議会での発言や視察での行動、先般の選挙結果などを考慮し、宮田議長の誕生を阻止すべく他会派にも働きかけました。
対立候補に投票を集中するという手段も検討しましたが、前回の議長選では反対の意思表示をしていた公明党や女性議員が賛成側にまわったため過半数になりました。
議長の選出にあたって当選回数や副議長経験などが考慮されることは理解できます。
しかし議長は議会を代表する「議会の顔」です。
そして議員は住民の代表であることを考えれば、すなわち議長は有権者の代表でもあります。
ならば議会内の力関係や論理だけで選出されていいはずはありません。
先日の議員選挙で4年前に比べて1027票も得票を減らした意味は何だったのか。
ある方が「議会は先日の市議選の結果をどう受け止めているのか」と憤慨しておられました。
その言葉の意味を議会は重く受け止めなければならないと思います。
先日のコメントで「党市議団は真砂みよ子に投票しなかったのですか」という質問がありました。
日本共産党市議団は独自候補に固執するものではありません。
複数の候補がある場合、どちらかを支持する状況にない場合は独自候補への投票を行います。
また今回の副議長選挙のように候補が一本化され、その候補が絶対阻止しなければならない人物でない場合はその候補に投票し全会一致ということもあります。
このように原則的かつ柔軟に対応してきました。
今後も少しでも住民の声が反映でき、理解を得られる議会の実現のために尽力しますのでご意見やご質問を遠慮なくお寄せ下さい。