以前から今日は龍神の行動日だと決めていました。
朝、温川を出るときは霙が降っていましたが、水上栃谷トンネルを抜けると雪でした。
温泉方面へ走れば走るほど雪は強くなるし、積雪も増えてきます。
ここ数年はスタッドレスタイヤも使わない僕ですが、今日は用心して走りました。
せっかく奥へ行ったので殿垣内・大熊の様子を見てきました。
「雪の様子を見に来ました」というと「雪だけやのうて雪に埋もれとる人間(の暮らし)も見て行ってや」と言われました。
和歌山県南部は紀南地方と言われ、和歌山県は本州最南端の県でもあります。
イメージではお正月に菜の花が咲いている黒潮の町です。
でも実際にはスキーが出来るくらい雪が積もる護摩壇山もあり、決して全域が暖かいわけではありません。
夕方は中学校で由女賀の三者面談がありました。
「今の調子でがんばってください」ですが欲を言えば「もうちょっとがんばってください」です。
夜は熊野高校のPTA臨時総会がありました。
議題はPTA会費の来年度からの引き上げについてでした。
高校も中学校と同じくクラブ活動への保障が貧困で顧問の善意(ボランティア?)で成り立っているというのが現実です。
しかも熊野高校は今年度から定員が40名削減されたため収入が(1万1千円×40名分)減少しています。
そこで来年度から現状から4千円引き上げて1万5千円にしたいというのが役員会からの提案でした。
説明を受けた保護者から「引き上げの必要性は理解できるが急激過ぎる」「段階的に引き上げられないか」という意見が出ました。
確かにクラブ・生徒会費も2千円引き上げの予定ですし、教育振興費(入学時のみ)も5千円引き上げの予定です。
僕も先日の委員総会で「今年すでに不足しているのだから今年度から引き上げられなかったのか」と質問しました。
会長は「時間的に間に合わなかった」と言いましたが、今夜は臨時総会なので、この場で議決すれば今年度の追加徴収も可能でないかと尋ねました。
でも会長は「その考えは持ち合わせていない」「委任状が600名分あり、会長に委任されている」と主張して譲りません。
「せっかく今夜議論して他の案が出たのだからその案についても諮ってほしい」という意見が出されましたが「その考えは持ち合わせていない」の一点張りで役員案の是非のみを採決するということになりました。
参加者は現状を理解し、値上げに真っ向から反対する人はいません。
でも今回の案や論調に同意できない人も少なくありませんでした。
採決の結果、出席していた12名の保護者のうち6名の賛成(6名が態度保留)で来年度からの引き上げが可決されましたが、なんとも後味の悪い可決になりました。
「こんなことならわざわざ出席して意見を言うこともなかった」と言って帰られた方の言葉が耳に残っています。
670名中600通も委任状で、12名しか出席しない総会の現状にも問題があるでしょう。
でも多くの親が出席しない中でわざわざ足を運んでくれた親の意見さえ反映できない運営では益々出席してくれる親が減っていくでしょう。
なんとか改善を図っていってほしいと思います。