一般質問第2日目は午前2人、午後3人の議員が質問に立ちました。
議会運営委員会があり、産業建設委員会の委員長から話を聞いたり。
延会後は総括質疑の聞き取りや一般質問の資料請求をしたり、終わってから同僚議員と話したりして、市役所を出たのは7時半を過ぎていました。
なんだか何かにつけストレスの溜まるこの頃です。
茨城空港が開港しましたがマスコミで連日物議を醸しています。
予定されていた路線の就航がなく赤字が確定的だといいます。
そこで問題となっているのが過大な需要予測です。
現実からかけ離れた利用予測をおこない、無理やり採算のあうような過大な需要予測を作っているのです。
現実的な需要予測を監督官庁である国土交通省に持っていくと
「こんな数字ではダメだ。OKを出せる数字を持ってこい」と言われるのです。
本来なら現実に即してあまりに過大な赤字が見込まれれば事業にGoサインを出さないのが監督官庁の仕事であるはずです。
しかし先に「開港ありき」なので、根拠がなくともとにかく開港を認めるに足る数字の提出を求めるというのが実態のようです。
このニュースを見ていて先日の委員会審査を思い出しました。
行政のやることすべてが合理的で市民の利益にかなうのならば議会はすべてに賛成だけしていればいいでしょう。
いえ、議会そのものが不要かもしれません。
しかし、時として行政は過ちを犯しますし、市民に不利益なことをしでかします。
だから議会のチェック機能が必要なのです。
でも、今の市議会は不採算な空港に無理やりGoサインを出す、まるで国土交通省のようです。
先に「賛成ありき」の審議には緊張感はありません。
どう考えても納得しがたい議案が出てきたときには現実や経過、主旨を曲げてでも賛成できる答弁を得るまで何度でも答弁を求めます。
審議の場で注文をつけることで「賛成しても今後の取り組みや次の機会には改善される」ので賛成してもよいという議員もいます。
でも、本当にそうなのでしょうか。
議員が賛否を問われているのは目の前の議案です。
その議案が賛成するに足るものか否かをしっかりと判断し、是々非々を表明することが議員の仕事です。
与党だから一般質問をしないという議員もいました。
今日の一般質問では「一般質問」の意味を考えさせられる発言もありました。
全国で進む議会改革の動きと現実との乖離に眩暈のするような1日でした。
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