佐涼は明日まで、由女賀は今日が代休で休みでした。
友歌は普段通りに登校、さよちゃんも出勤。
僕は恒例のFM TANABE出演のため8時過ぎに家を出ました。
今日は「尊敬」について話しました。
僕が高校生の頃、テレビで高校野球を観ていると選手の紹介で出身中学などのあとに「尊敬する人」というアンケートに対して「お父さん」と答えていた選手が多くいた。
当時、親父を尊敬などしていなかった僕は「いい恰好して優等生なこと言ってる」と思いながら聞きました。
そんな自分が今は父親を尊敬している。
尊敬するようになったのは自分自身が父親になってから。
30歳を超えても多くのことに悩み苦しむ毎日。
きっと親父もこんなふうにたくさんの悩みを抱えていただろうにそんなことを子どもの僕に悟られないようにしてくれていた。
そう思うと「やっぱり立派だったんだなぁ」とあらためて父の偉大さに感心して尊敬するようになった。
父も加齢によって尊敬しにくい醜態を晒す機会も増えたがそれでも尊敬の念が変わることはない。
そんな父が自分のことを「尊敬している」と言ってくれたことがある。
大阪から移住して農業や様々な活動にまじめに取り組んできたこと、またそれに対して評価されるようになってきたことに対して言ってくれているんだろうなぁと思っていた。
でも、それは特殊なケースなんだと思っていた。
でも、先日の新春長距離走でトラックを一生懸命に走っている長男を見てなんだか尊敬のような感情を感じた。
決して運動が得意ではなかった彼が、陸上クラブのキャプテンを引き受け、とても速くなった。
その陰には早起きをして朝練し、夜も一人黙々と走り続けてきた姿がある。
昨年から寮に入り、自分で洗濯をしながら、生活を自ら律している彼に対して純粋にすごいと思った。
人間というのは自由になるとついつい楽な方に流されてしまうもので自分を律するというのはとても難しい。
僕自身が議員という時間が自由になる職業をしているから余計にその大変さがわかる。
そんなことがあってたとえ相手が息子であっても尊敬の対象になるのだということを感じた。
いつかは僕も彼から尊敬される対象となりたいというようなことを話しました。
午後からは産業建設委員会。
議案の審議ではなく12月議会で可決した補正予算の補助事業が中止になったという報告を受けました。
しかし、予算のときにも多くの異論や疑問・懸念が出された事業だっただけに「中止です」「はい、わかりました」とはなりません。
今回の補助事業はキジ飼育を地域振興のための産業としようとしたものですが、そんな簡単に特産品や産業ができるわけがないということが今回の事例でも実証されました。
全国どこでもそれなりのヒットした特産品を生み出しているところに共通するのはそのことのために寝食を忘れて、自分の利益を省みず努力した人物(キーパーソン)の存在です。
やはりそれくらいの努力なしに簡単に地域産業が振興できるはずはないのでしょう。
今回の経験を教訓に今後も地域振興に取り組んでいってほしいと思います。
今日の委員会はS議員の辞職によりいつもより1名少ない8名での開催でした。
6月から今任期の下半期が始まりますが2名が辞職しているので3委員会とも8名になります。
少しさみしい気がしますが、あと2年間辛抱することにしましょう。
2年後の改選で多くの若い議員が誕生することを期待しています。
にほんブログ村