(
前編からの続き)
3時過ぎに家に着き、時間からすれば速攻で布団に入って眠りにつくところですが今夜はそうすんなり布団に入るわけにはいきません。
スナイパー(狙撃手)が野に放たれたままで布団に入れば第2第3の被害者が出かねません。
でも一度逃げた奴を捕まえるのは至難の業です。
それでもさよちゃんは執念で最後の手段に出ました。
ムカデ用スプレーを布団の周りの家具の下に向けて噴霧し始めました。
まわりに異臭と白い噴霧跡が残りました。
そうして、さて布団に入ろうかとしたとき、さよちゃんが奴を発見しました。
スプレーに酔ったのか若干動きが鈍っているようです。
寝室に行くと火バサミでムカデを掴むさよちゃんがいました。
「はい」と言って火バサミをこちらに渡そうとしたのですが、はさみ具合が悪かったのか奴は持ち手のほうにスルスルと歩を進めます。
あわてて火バサミを放り投げるさよちゃん。
火バサミはムカデと共に僕の足元に飛んできました。
「お前、何すんねん!」と怒っている間もなく慌てて火バサミを拾い、ムカデを挟みなおしました。
その後、さよちゃんが割り箸を持ってきて奴の固いくちばしや頭部を・・・
(あまりに残酷な表現のため自主規制)
ガムテープにしっかりと固定し、二度と悪いことが出来ないようにして、熱い戦いが終わりました。
その後、ようやく布団に入りました。
断続的に襲ってくる痛みに「あっ」「うっ」と時々声を上げ、そのたびに「うるさいなぁ」と言われながらいつしか眠りに落ちました。
今朝は居間でニャンコがなにやら格闘中。
相手は2匹目のムカデでした。
先日もやっつけまではしなかったもののニャンコがムカデを発見していたことをさよちゃんに告げると一気にニャンコの評価があがりました。
これで我が家がムカデの恐怖から解放されたわけではありません。
これからも恐怖と痛みと戦いながらのナイトタイムが続きます。
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