カルチャーofキッズ主催「田辺っ子 新図書館に集まれ!」というイベントが田辺市立図書館たなべるでありました。
カルチャーofキッズは、かつての劇場運動を支えていたお母さん方が中心となって「子どもたちに良質な文化を」と取り組んでおられる団体で、元おやこ劇場事務局の僕も趣旨に賛同して毎回協力させてもらっています。
今日はたなべるを会場に読み聞かせや語り、講演などがありました。
講演は奈良教育大学の竹原威滋教授が「比べてみよう!語り・絵本・アニメの世界」と題して人類の誕生から言語の獲得、文字の利用から口承、書承へと発展してきたことを楽しくわかりやすくお話されました。
そして京田辺市の図書館で実際に語りをされている村上郁さんが「いばら姫」を情感たっぷりと語ってくれました。
「語り」というのは絵本も何も使わず、ストーリーテラーの語りだけで物語を聴衆に伝えるものです。
聴く側は耳から入ってくる言語情報を頼りにイマジネーションの世界に遊びます。
語りをする側は聴く人の顔や反応を見ながらまさにライブで話を進めていきます。
なかなか刺激的な時間でした。
その後は絵本を使っての読み聞かせと同じタイトルのアニメを観させてもらい、その違いを体感しました。
3つを連続して見させてもらって実感したのはアニメを観るのってとっても楽だということ。
音声を認識してそのイメージをするのはとても脳を使ってしんどいけれど、成長期の脳には非常にいいのだということを実感しました。
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