丸3年ぶりの議会運営委員会の視察。
僕は身にならない視察なら行かない方がマシと主張してきました。
議会運営というのはソフトの部分なので構造物などハードを見る視察とは違います。
話を聞くだけなら大人数が出かけていかなくても講師に来てもらったら1人の旅費と謝礼で多くの人が研修できます。
あえて現地に行かなくても済むような研修ならそうすべきというのが1点目の主張。
もうひとつは、いくら先進地を見に行っても田辺市で実現のめどや実施の意思がなければ見識を広めるためだけに終わってしまうということです。
議会基本条例などについても視察に行ったことがありますが、田辺市議会の現状は条例制定よりもっと以前の課題が山積していて、まずはその解決が優先です。
だから先進地さえ見れば役に立つというものではありません。
そんなことや災害、任期末などがありこの3年間は視察に行っていませんでした。
僕は視察に行くこと自体を否定しているのではありません。
実りある視察なら積極的に行ってその成果を市民に還元したらいいと思います。
でも、こうして否定的な意見を言うと他の議員さんは行くからには結果を出さなければという覚悟になります。
その結果として一問一答や録画中継などが意外に早く実現しました。
視察に行って来たからには実施が前提というような空気がありました。
今後もしっかりと視察の成果を還元できるように条例提案していきたいと思います。