市内で火災が頻発しています。
先日も旧市内で24時間以内に3件の火災が連続して発生しました。
これは非常事態だと思っている人も多いことでしょう。
でも年間の発生件数からすると例年を下回っているのだそうです。
ただ今年は発生するときに連続して発生するのでなんだか多い気がするようです。
昨年の春以降、旧市内をはじめ本宮や龍神、大塔でも火災が連続して発生しました。
そんな中でも中辺路町では火災がなく、なんとしてでもこの状態を維持したいと思っていました。
しかし今日、中辺路町内で火災が発生しました。
お昼ご飯を食べようと思っていた矢先、「プオーン、プオーン」というサイレンが鳴り響きました。
出動すべく消防団の活動服に着替えながらそのあとの放送を待ちました。
すると「温川でその他火災発生」というではありませんか。
これは一大事です。
3年前の温川の火災では死者を出していますのでもう犠牲者は出したくありません。
詳細な場所はわかりませんが、バイクで家を飛び出しました。
集落の中心にある橋に行き、周囲を見渡しましたが付近に火災は見当たりません。
下流方面に煙が見えるのでそちらへ急行し、現場を見つけました。
田んぼで枯れ草を燃やして火が斜面に燃え広がったようで、それなりの面積が焦げていましたが風がなかったのと法面の草も刈られていて草丈があまり高くなかったので火の広がるスピードがあまり早くありませんでした。
そのため消防団が到着して直後に鎮圧、鎮火しました。
住宅や人命には被害がなかったのが幸いですが、今後は火災を発生させないための啓発や警戒に重点を置いて取り組まなければと思いました。
午後は町内で議会報告会をしました。
過疎化が進む集落で17世帯中9人が来てくれました。
かつては街頭演説をしたら多くの人が出てきて聞いてくれ、終わったあとは手を振ってくれた集落ですが今はその方たちも多くが彼岸の方です。
こうした集落の状況はここだけではなく山間部の集落ほとんどに共通した現状です。
10年後が見えないという状況ですが、とにかく今ここに住み、生き続けている方々が安心して楽しく暮らせる条件を作りたい。
みなさんの顔を見ているとあらためて自分が議会を送り出してもらっている意味を考えさせられます。
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