6月議会が終わりました。
今日は、本会議開始すぐに集団的自衛権行使容認反対の意見書提出を求める請願の採決が行われました。
多くの傍聴者が見守る中、久保ひろつぐ議員が採択に賛成の討論。
これに対し陸平議員が反対討論し、真砂みよ子議員が賛成討論。
ここで終わりかと思ったら公明党の小川議員が「公明党は苦労した。必要最小限の武力行使となるよう歯止めをかけた」と討論に立ったので、その欺瞞を論破すべく僕も討論に立ちました。
その後、自民党の安達議員が発言し、討論が終結。
起立採決の結果、日本共産党の3人と松下・二葉議員の賛成少数で請願は否決されてしまいました。
休憩の後、市長提出の議案の採決がおこなわれましたが、補正予算にのみ反対をしました。
理由は運行業務委託に燃油代を含んでいることです。
変動幅が大きく、人件費を圧迫する要素になりかねないことと、業者に委託した場合に市内で調達されない可能性があるからです。
委託金額の1割を優に超える燃油代ですから、確実に市内の業者に発注できるようにすべきです。
現に城山台給食センターではその方式を採用しており、障壁はありません。
統一をおこなわないことは行政の怠慢であり、認められません。
以上の理由から反対をしました。
厳密にいえば組み換え動議を提出した方がよかったのですが、次回からそうしましょう。
その後、手話言語法制定を求める意見書を全会一致で可決し、青少年健全育成基本法の制定を求める意見書の審査に入りました。
この法案はかつて2004年に自公が参議院に提出しましたが、審議未了・廃案となったものです。
法案第1条で「次代を担う青少年を健全に育成していくことが我が国社会の将来の発展にとって不可欠の礎である」と書かれていることに端的にあらわれているように、子ども(青少年)を権利の主体としてではなく、社会を支える道具(人材)とみる思想が貫かれています。
子どもや家庭を疲弊させてきた社会の病理やその政治に対する反省なく、その責任を家庭や保護者のみに求め、ゲームや雑誌、インターネットや携帯電話などITの発展が有害環境を拡大させたと主張する意見書には賛成できないと討論をおこないました。
こちらは起立採決の結果、賛成多数で可決されました。
(反対は日本共産党の3名のみ)
最近の議会はいつも閉会後にぐったりとしてしまいます。
「やった、おわった」などという達成感や充足感はありません。
閉会後、会派室で自分の席に腰を下ろし、深いため息をつくというのが恒例になっています。
せめぎあいが増えてきたということも原因のひとつでしょうが、実りある討論をしたいといつも思います。
9月議会の閉会後は心地よい疲れを感じられたら嬉しいのですが…。
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