総務企画委員会の予算審査第1日目。
今朝は消防本部管轄の審査からスタートして、企画部、総務部と審査が進みました。
ひいき目ではありませんが、各委員がまんべんなく質疑してバランスがよい審査だと思います。
今日はいくつかの項目でコンサルタントへの委託という話がでてきました。
専門的な知見を要し、委託した方が合理的な場合もあることは否定しません。
しかし、なんでもかんでも(?)最初からコンサルタントに丸投げするやり方は認められません。
まず職員がみずから地域住民の中に入り、直接住民の声に耳を傾け、現状を把握して政策を立案する。
これは職員に限ったことでなく議員にも同様に求められていることですが、そうした行動によって住民は行政や議員が自分たちのことを考えてくれていると感じるのではないでしょうか。
立派な政策ができる以前にこのことが何より大切で、この行動によって信頼感が培われていくのです。
そして、ナマに聞いてきた声をもとに考えた政策は絶対に空振りすることはありません。
田辺市はスマートで洗練された賢い職員が多いのかも知れません。
でも、そのことがダイレクトに住民にとっていい行政サービスを提供できる条件にはなっていないということを職員自身がわかっているでしょうか。
それとも、そんなことは意に介さない職員が出世していくのでしょうか。
一般質問、予算や決算の審査、条例の審査などを通じていつもあるべき行政の姿について考え、そのたびに少しずつ心が曇っていくのを感じます。
明日は総務部の残りの部分の審査と歳入の審査です。
しっかりと審査してこようと思います。
帰りに西牟婁振興局に県議選の立候補届け出書類の事前審査に行きました。
あとは60万円の供託金を用意して供託すれば、立候補届け出書類は完成です。
それにしても日本の立候補にかかる供託金は高額すぎます。
市議で30万円もかなりの負担ですし、国政に関しては小選挙区で300万円とか高すぎです。
貧富の差によって差別してはならないという精神に反するのが現在の供託制度だと思います。
まともな政権が出来たら、真っ先に多くの不合理や理不尽だらけの公職選挙法を見直してほしいと思います。
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