若い住民と話していたら「議員なんて誰がなっても同じと思ってる」と言われました。
確かに若い世代にとっては行政に何かをしてもらうという場面も少なく、行政の存在理由を実感することはほとんどないかも知れません。
でも、子ども医療費の助成対象拡大に賛成する議員を選ぶのか、反対する議員を選ぶのか。
住民の声に耳を傾ける議員を選ぶのか、自分は住民から選ばれたのだからと選挙後は住民の声に耳を貸さず自分の意見が住民の意見だと強弁する議員を選ぶのか。
住民から聞いた声を議会でしっかり発言する議員を選ぶのか、市長提案にはなんでも賛成して一般質問はほとんどおこなわない議員を選ぶのか。
「誰がなっても同じ」なんて言って、一人当たり年間700万円もの税金を支払う議員をきちんと吟味せずに選ぶことは税金の無駄遣いに加担することになるのではないでしょうか。
確かにその選択の材料となる「選挙公報」の発行すら否定する議会のことは、努力なしには知ることが難しいのは事実ですが、いくらかの努力をすれば知ることは可能です。
4年間で2800万円もの報酬を支払う「公僕」を選ぶのですから、それくらいの努力は惜しまずに払ってほしいと思います。
そして、選んだあとはしっかりとその働きぶりを観察・監督してほしいと思います。
そうすることによって議員は育てられていくのだと思うので。
残念ながら自らを律し、自ら育つという議員は少ないというのが16年間議員をしてきた僕の実感です。
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