8時ころは強い雨が降っていたので、何で行こうかと迷っていましたが、家を出る9時には雨がやんでいたので迷わずスーパーカブで家を出ました。
今日の目的地は龍神村。
ルートは、自宅近くの国道371号線で龍神村殿原に向かいました。
途中、数台の対向車があり、この道が活用されていることを認識しました。
殿原では大きな木が道路をまたいで傾いていて電線にもたれかかっていました。
4日の台風発生以来すでに丸4日間停電が続いているとのこと。
でも、ほぼ除去されつつあり復旧もそう遠くないのではと思える状況でした。
続いて、丹生ノ川に状況を見に行くことにしました。
こちらは、かなりひどい状況です。
道路の路肩が大きく崩落しているところもあるし、数ヵ所で電線が切れて垂れ下がっています。
森林組合と土木業者が道路の倒木を片付けていて、今日中には一番奥の集落までとりあえず道路は開通できそうです。
僕はバイクで行ったので倒れた木の下をくぐって一足先に県境の集落まで行ってきました。
家の裏の木が倒れて台所を直撃して炊飯器が壊れたそうです。
冷蔵庫も買ったばかりとのことでしたが、これは通電するまで故障したかどうか不明です。
この家庭は老夫婦の2人住まいで、台風が接近する前の3日に避難しようかどうかと迷ったそうです。
でも、車いすの奥さんを乗せて、車いすを軽トラックの荷台に載せてと考えると自信がなかったため避難を思いとどまったそうです。
早期に避難しろと行政は言います。
手段は自分で確保して、と。
でも、それが困難な人は少なくありません。
そして、その人たちが被災したら「なぜ早く避難しなかったのか」と批判されてしまうのでしょうか。
本当に市民を災害から守ろうとしたら避難の手段についても考えないと減災はできないと感じた今日の言葉でした。
7年前にも龍神村は通信が途絶えました。
今回は固定電話や携帯電話は通じるものの、停電対応の電話機を使用している人はそれほど多くないようで停電後に固定電話が使えなくなった人が多くいます。
携帯電話についても基地局のバッテリーが切れる昨日くらいから不通となった地域が多かったようです。
そんな状況下で「何かあれば行政局か消防署に連絡を」という防災無線の放送に憤っていました。
今回は、孤立に近い家庭には無線機を貸与しているようですが、通信手段についても検討が必要です。
早く庁舎問題の議論から解放されて住民のために知恵と体をフルに使えるようになりたいです。
それにしても停電だけはなんとか早く解消してあげてもらいたいものです。
まずは冷蔵庫、そして洗濯にみなさん困っています。(正確には洗濯というよりも脱水ですが)
こうした事態が発生するたびにライフラインではなく、ライフスポットの必要性を痛感します。
エネルギーも地産地消できればこんなに長く停電することも少ないし、そもそも停電する危険性も少なくなります。
災害大国日本だからこそ真剣に検討すべき課題だと思います。
技術的にはすでに実施可能なところまで来ているのですから。
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