新型コロナウイルス感染症については情報の錯そうや多寡、考え方の違いなどがあって対応についても千差万別です。
日頃は簡単に意思統一ができる日本共産党市議団も、この件では侃侃諤諤の議論になります。
そんな熱い議論を経てたどりついた今日の共通認識は、様々な状況を想定して次善の策を考え、行政に対して具体的な提案をおこなっていこうということでした。
以前、参加した内部統制の研修会で職員が言っていた言葉が残っています。
「職員は、決められた手順をきっちり遂行することは得意だが、ルールを見直したり自分で改革していくことは苦手」
今の多くの職員を見ていたらまさにその言葉通りです。
決められたことはするけれど、それ以上となると突然消極的になり、できない理由を山ほど述べる。
平時には、それぞれが決められた枠内で動く方が衝突が起こらず都合がいいのかも知れません。
でも、非常時や災害時にはそれでは目の前の住民を救えないということが多々発生します。
今まさに臨機応変な対応力が求められています。
でも、躍起になって職員にそれを求めても効率が悪いのだとしたら、ある意味アウトロー(他の議員さんごめんなさい)な議員が枠にとらわれない発想で対応を提案していけばいいのではないかというのが僕の現時点での結論です。
職員より相対的に人生経験も修羅場をくぐってきた数も豊富な議員だからこそ、組織の力学に縛られない議員だからこそ発想できることがあるはずです。
議員の提案全てが正しいわけではありませんから、取捨選択してもらい、時にはそこから発想を得て新たな取り組みに生かしてもらえばいい。
そんな思いで提案を続けていこうという意思統一をした今日の市議団会議でした。
そして早速、本日分の提案を議会事務局に提出してきました。
申し入れというスタイルをとると対応にも時間が必要となり、多忙な現場を煩わせることになるのであえて申し入れで懇談を必要とする場合以外は文書での提案にしていこうと思います。
本日の提案内容は、
・臨時休業が今後さらに長期化する場合に対応して、子どもたちが家にいながら教育を受ける権利の保障としてNHKや民放の協力を得て授業番組の提供について準備を進めること
(ネットでも同内容を配信する)
・国が「感染拡大防止」として支払いの猶予をおこなっている税を、市においても同様の観点から混雑による感染を防止する目的で猶予すべき(現在は「コロナの影響で支払いが困難な場合」となっている)
・市のホームページの表記がコロナ特集ページからでないと猶予の事実がわかりにくいので改善を
・発熱外来の開設 (県が公表しないため設置が不明だが)紀南病院に発熱外来を設置し、他の患者との接触を避ける
・市の業務全般にわたって「感染拡大の防止」という観点からの見直し
和歌山県内での感染者発生状況
4月20日16時現在 陽性の方23名
田辺保健所管内での感染者発生状況
陽性の方 3名
※4月7日から19日まで田辺保健所管内での新規感染者確認なし
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