先日から、栗栖川の両親が住む家の雨漏りがひどくなってきたと聞いていたので、今日は会議に行ったついでに対策にトライ。
先日見たところスレートの屋根にのぼると瓦を割ってしまって被害が拡大しそうなのでその作業は断念。
スレートと途端の接続部分から雨が浸み込んでいっているようなのでその部分にブルーシートを被せて様子を見ることにしました。
ずっと雨漏りする家に住んできた先輩として身につけたノウハウを最大限発揮したいと思います。
夜は、旧二川小学校の音楽室をつかって映画会を実施している「ふたかわ超がっこう音楽室シネマ」の映画会で『みんなの学校』というドキュメンタリー映画を観に行きました。
舞台は大阪市住吉区に実在する大空小学校の2012年度の一年間です。
この学校では、特別支援学級を設けずすべての子どもがみんなと同じ学級で学びます。
チラシにも「すべての子供に居場所がある学校を作りたい」とあります。
様々な障害を持つ子どもたちが同じ教室で学ぶことによって子どもたち自身が多様性を体で感じ、自分とは違う相手をどう尊重すればいいのかを身をもって学んでいきます。
この映画会を企画した中心メンバーたちは、かつての二川小学校をそんなに知らない人たちですが20年前の二川小学校もそんな学校でした。
うちの長男が入学した頃に校長先生の決断で養護学級ではなく普通学級で障害を持った児童を受け入れました。
特別な存在ではなく、自分と少し違う個性を持った仲間として彼の存在は多くのことを学ばせてくれたように見えました。
また映画の中で、「学校の信念が子どもを変え、親を変え、地域を変えていく」というメッセージがありましたが、これについても二川小学校を中心とした地域づくりを見てきた自分にとって、とても説得力のある胸にストンと落ちるメッセージでした。
そうして「本当だなぁ」と何度もうなずきながら観ましたが、一方で何とも言えない違和感を感じたのも事実です。
編集の都合上、偏った印象を与えることになった部分もあるでしょうし、それを根拠に批判的なことを書くことは控えますが、なんだかモヤモヤした思いが残ったのも事実でした。
時間の制限もありますが、子どもたちの背景の部分(貧困や虐待など)や教職員の勤務実態などについても少し触れてほしかったなというのが正直な感想です。
でも、あっという間の100分でした。
中心的に取り上げられたクラスがうちの次男と同じ学年だったので余計に身近に感じられたこともあるでしょうか。
彼らももう二十歳になっているのでしょうが、どんな青年になっているのか、少し興味深いものがあります。
第2弾のドキュメンタリーを作ってくれないかな。
ちなみに次の「ふた超シネマ」は10月18日に「ニッポンの、みせものやさん」を上映する予定です。
↓ランキング参加中です!よかったらクリックして下さい。m(__)m