去年1年間に自殺した人の総数は、中辺路町の有権者の10倍以上。
すなわち中辺路町10個分の人が自ら命を絶っているということ。
豊かだといわれ、平和だといわれるこの国で、なぜ自ら命を絶たなければならないのか。
何がそこまで彼らを追い込むのか?
理由は千差万別で色々あると思う。
しかし明らかに生活苦・経済苦を理由にした自殺者も9千人近くいる。
本当にこの国は豊かなのだろうか?自由なのだろうか?
「改革」を看板に掲げた知事は、国の言うがままに
地方切り捨ての市町村合併を推進し、莫大な税金で造成した土地を
安い価格で大企業に貸すという。
いったいこの国の言う「自由」とは誰にとっての自由なのか?
カネのあるものだけが自由を謳歌し、
カネのないものは命の存続さえ危ぶまれる。
こんな国の現状維持を誰が望んでいるというのか。
誰も望まないからこそ「改革」という言葉がもてはやされる。
「改革」と言いさえすれば「正義」であるかのように。
いま「ほんまもんの改革」こそ
選ばなければならない時にきているのだと思う。
事故で亡くなられた方のお葬式に出席。
あまりの暑さに扇風機の風が温風になっていた。
故人は清掃業で町行政に貢献してこられた方だった。
心から冥福をお祈り申し上げます。